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#2018年あいさつ  #看護部が目指すもの

 今年は明治維新150年で、NHK大河ドラマ「西郷どん」のテーマは「逆境に立ち向かう」だそうです。今春の医療、介護報酬同時改定は当院にとっても少なからず逆境の様相ですが、ピンチをチャンスに変えることができるよう立ち向かっていきたいと思います。

今年、当院の療養病棟は地域包括ケア病棟として生まれ変わる予定です。

地域包括ケア病棟では、急性期病棟からの受け入れだけでなく、本来の役割である自宅や施設からの緊急時やレスパイト目的の入院を積極的に受け入れ、「ときどき入院、ほぼ在宅」の地域医療の一翼を担っていきたいと思います。

看護部では急性期病院として多職種と協働し安全な医療を提供することと、疾病や入院を契機に低下した患者さんの機能が少しでも改善できるよう、また仮に障がいが残った場合でも住み慣れた地域でその人らしく生活できるよう、外来、病棟、訪問看護ステーション、退院支援室などそれぞれが役割を果たしながら、在宅療養支援を目標にケアしたいと思います。

患者さんや家族に寄り添ったぬくもりのある気配りのきいた看護を提供することを目指し、三宿病院でよかったと言っていただけるよう、看護師一同、力を合わせ、一層努力したいと思います。

 

2018年2月 看護部長 斉藤支奈子

 

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# 地域との協働# 目黒区・世田谷区で脳卒中予防教室開催

 当院には脳卒中専門の病棟(SCU 脳卒中センター)があります。12床と小さな病棟ですが、医師、薬剤師、リハビリのセラピスト、医療相談員、看護師らが協働し、一つのチームとして高度で専門性の高い医療サービスを提供しています。

チームでの活動といえば、もう一つ、重要なのが地域との協働、連携です。

院は毎年、世田谷区と目黒区それぞれと協賛して年2回ずつ「脳卒中予防教室」を開催して脳卒中予防の普及に努めています。今年も4月15日、22日に、両区で行い、各回とも参加人数は50名以上でした。座学だけでなく、血圧測定や相談コーナー、自宅でできる体操など、好評をいただいております。地域密着型病院として、地域医療への貢献、住民の方々への健康のサポートの一助となればと、こちらも区の方々も含めた大きなチームで頑張っています。

 

2017年5月 看護部長 斉藤支奈子

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# ラダーⅠ研修、華麗に(?)修了

 気づけば春。しかも4月。随分ご無沙汰してしまい、猛省です。

今年の新採用者の話は追々として、今回はラダーⅠ研修修了式を紹介します。

当院の新人看護師教育は2年間をひとくくりとしています。3月15日、2年目看護師(現3年目)16名が、修了式を迎えました。

昨年もそうだったのですが、数ある修了式の中で私が最も感動するのがコレです。教育担当師長や教育委員が2年間の成長の軌跡をDVDにして流すのですが、看護師としても一人の人間としても成長したなあとうれしくて涙がでるほど感動します。

みんな、笑顔がステキでしょう。自慢の看護師たちです。

看護部長 斉藤支奈子

 

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その4.チーム医療にも積極的に取り組む!三宿の看護チームが学会で発表!

 近所のいちょうも少しずつ色づき、すっかり秋らしくなってきました。

食欲の秋、スポーツの秋、学問の秋・・・みなさんはどんな秋を堪能していますか?

私は、10月19日~20日に横浜で共済医学会に参加してまいりました。

※共済医学会とは・・・三宿病院含め、全国35の国家公務員共済組合連合会のグループ病院の医師・看護師・検査技師・事務などの全職種が一同に集い、発表するという珍しい学会です※

手前味噌ですが、今や医療は他職種連携やチーム医療の時代ですから、先を見据えた取組みをしています。

自院や他院の他職種の発表では、取り入れてみたい内容もあり、刺激的でした!

 当院は全13題発表し、看護部はチーム医療での発表者を含め5題。職員のワクチンプログラム実施の結果、地域での脳卒中予防教室の活動報告、認知症リンクナース会設立と運営、外来糖尿病患者の事例報告、危険予知トレーニングによる意識変化について、みな堂々と発表しました。発表を聞いた院長からお褒めの言葉をいただきました!

こういった学術発表会を通してナースが成長してくれることに喜びを感じます!        

斉藤支奈子

 

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その3.看護部長日記8月号

  夏本番の東京です。先週からリオオリンピックが始まり、つい応援にも力がはいり、睡眠不足の今日この頃です。

 

さて、今回は新人看護師たちの話です。

先日、師長会議で新人看護師の報告がありました。手術室では外科、脳外科、整形の直接介助の経験を着々と積んでおり、病棟では6月にお試し夜勤を2回経験し、7月から本格的な夜勤オリを開始しています。  

当院では教育担当師長を中心に看護部全体の教育プランを立てていますが、新人それぞれの習熟度に合わせて、部署で師長や主任、教育委員、プリセプターが話し合い、計画を修正―夜勤オリを遅らせて日勤業務の習得をメインにするなど―しています。

 

毎年そうなのですが、この頃になると、新人の中で「自分は人より遅れている」「自分は患者さんのニーズに何も応えられていない」「まだ先輩と一緒じゃないと何も一人でできない」と、悩む者がいます。

 確かに、記録を電子カルテに入力するにも考えながらなので時間もかかります。自分のことで精いっぱいで、患者さんから情報を聞きとるのも自分の聞きたいことだけ聞くことが多い。けれども、入職して4か月が経ち、バイタルサイン測定やおむつ交換、点滴の準備など少しずつ出来ることも増えていますが、出来ないことに目が向いてしまうんですね。

7月の新人フォローアップ研修は院外での研修でした。午前中はグループワークで3か月間を振り返り、午後は二人一組になってバドミントン大会でした。研修後のアンケート結果では、「自分だけじゃないと分かった。明日からこのメンバーと、またがんばっていきたい」と前向きな感想が多くありました。研修を通して、他の人も自分と同じように悩んでいること、つらいときにどう対応するかヒントをもらったようです。

 

先日、病院見学に来た方と手術室を訪れると、新人看護師が患者さんに目線を合わせ、丁寧に、そして時に笑顔で声をかけ、患者さんの緊張をほぐしながら患者確認をしていました。見学者から「新人さんなんですか。落ち着いてやってますね。すごいですね。」と言われ、私もうれしくなりました。技術だけでなく、患者さんの気持ちに寄り添うことや笑顔、看護師にとって大事なことが出来ているよ。

斎藤 支奈子

 

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その2.2年目看護師の成長

 平成28年5月24日、2年目看護師の決意表明会がありました。三宿病院は、ラダーⅠの新人教育を2年間と位置付けており、2年目看護師が看護師としての課題を明らかにし、この1年をどう取り組むかを宣言する場です。

 発表では、業務を終えることに精一杯で業務・自分中心であったこと、ゆえに患者さんの理解が不十分で個別性を重視した看護ができなかったこと、知識や技術が未熟で急変対応ができなかったことなどの意見が挙がっていました。

 そして、2年目の課題として、忙しい業務の中でも患者さんのニーズを汲み取れるようコミュニケーション能力を磨きたい、退院に向け入院早期から患者さんや家族の在宅の様子を情報収集し退院調整に取り組みたい、自分達の退院指導がうまくいけば在院日数の減少につながるので頑張りたいなどの決意が語られました。

 私から、2年目看護師に自信を持つことと謙虚であることというメッセージを伝えました。

 自信を持つことは、1年間の経験により確実にできることが増えている自分を認め、自分の知識や技術を最大限に使って思いっきり看護してほしいという思いからです。今、部署では新人看護師の教育に多くの時間や人手をかけており、そのような中で2年目看護師は部署の主要な戦力となって、日勤や夜勤・オンコール業務に携わっています。2年目看護師は、新人看護師にとって1年後の自分をイメージする身近な良きお手本です。部署にとっても新人看護師にとっても、無くてはならない存在となった2年目看護師を誇らしく思います。ゆえに自分に自信を持ってもらいたいのです。

 謙虚であることは、そうはいっても知識や看護技術はまだ十分とはいえない点もあるので、分からないこと、出来ないことは率直に認め、自分の課題解決に向けて努力を惜しまず、取り組んでもらいたいという思いからです。看護師としても、一人の人間としても様々な経験を積み、考え、行動し、自分を磨いてほしいです。

 この1年で2年目看護師がどのように成長するのか、とても楽しみです。

  斉藤支奈子

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その1.はじめまして新人看護部長です

 

4月より看護部長に就任しました。まずは自己紹介を。

私は、地元山口と東京での病院勤務や大学院での学びを経て、平成12年4月から三宿病院に勤務して、今年16年目になります。その間、板垣前看護部長の指導の元、急性期看護から療養病棟での慢性期看護、訪問看護ステーションでの在宅看護、また看護教育や医療安全など、看護実践の第一線と裏方の両方に幅広く携わることができたことは、私の大きな強みです。その中で訪問看護師として関わった認知症患者の虐待ケースでは、地域の医療や看護、保健、介護職の方々と患者さんの退院後のケアについて話し合いを重ね、自宅退院となり、これからの医療は地域完結型医療が主体で、病院と地域との連携、多職種との連携が重要と実感しました。

看護部長になってまだ1か月、もう1か月。管理者として学ぶことはたくさんありますが、当院の理念「With you」を胸に、看護師として、そして人間としても、253名の看護職員と共に成長していきたいと思っています(体は十分大きくなったのでダイエットが必要ですが・・)。

これから看護部長日記で三宿病院看護部の近況などお伝えできればと思います。

どうぞ、よろしくお願いします。

 

 斉藤支奈子

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その19.3月31日と4月1日

 kangobucho.JPG年度末はどことなく慌ただしい空気が流れます。特に医療機関は2年に1回の診療報酬改定の年と重なり、余計に心が落ち着きません。

 さて、私は3月31日で定年退職となります。周囲から「おめでとうございます」と言われるのですが、あまりピンときていません。でも、確かに大きな事故もなく仕事を続けてこられた、ということはありがたいことであり祝うべきことです。家族を含めた周囲の支援のおかげで過ごせた38年間(うち、2年間はフルタイムの学生でした。でもアルバイトはしていたかーーー)でした。これまで職場は3回変わってきました。三宿病院は4か所目ですが、12年在職しました。振り返ってみますと一番長く籍を置いた職場となります。

 後任は次長が就任します。「次を育てておく」ということは実に重要なことです。私の場合、実際は「自分で(次長が)育っていった」わけなのですが。

 私自身は4月1日より、再び、教育に戻ります。臨床での経験を看護学生の教育に活かしていきたいと思っています。また、どこかでお目にかかれたら嬉しいです。

 

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その18.明日の医療・看護  

2015.JPGしばらく、期間が空いてしまいました。この間、当然のようにいろいろなことがありましたが、まあ、ここでは楽しいことについて。

 例年のように昨年10月に新規採用の1年生を囲んだ食事会を催しました。病院近くのちょっとおしゃれなカジュアルフレンチ?とかいうのでしょうか、そういうお店です。もとは鎌倉?かどこかでお店をされていて、こちら(三宿)に移転したとか。グルメの院長が見つけて、ご本人がよく利用しているところです。皆、若いだけあって、よく飲み、よく食べますねえ。あまり飲んでいない人に「飲まないの?」と聞いたところ「明日、仕事ですから」と殊勝な答えが返ってきました。もう完全に学生気分は抜けていますね。看護師になって半年だと、まだまだ一人前とは言えないけれど、4月に比べれば皆、立派な成長ぶりです。愚痴や苦労話、失敗談など盛りだくさんの会でしたが、明日への英気を養ってくれたらうれしいです。

 院長がよくキーワードとして「respect」という言葉を使います。年頭の辞でも出てきました。「職員同士、お互いにrespectし合って仕事をするように」ということです。私はこの若い看護師たちをみていて、まさに「respect」という言葉が浮かんできました。これは年齢や経験、学歴、職種などに関わらず、相手に関心を払い、人として尊重するということです。じゃあ、1年目看護師のどこに「respect」するのか、ということですが、私は「これからの医療、看護を担っていく人たち」だからそれを感じます。日々、失敗しながらも学んでいるところです。私はどう頑張ってもこれからの医療・看護を最前線で担うことはできません。私にはできないことをやってくれるひとたち、だから、当然のようにrespectします。あなたたちがいなければ、明日の医療・看護はありえないのですから。

 

 

 

 

 

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その17.認知症看護

その17. 認知症看護                       2015年8月 

 今日(8/7)で東京は猛暑日が連続8日だそうです。「熱中症に注意を!」という言葉を聞かない日はないですね。いくら冷房を活用してもそれはそれで体がだるくなり、なんとなく体調がすっきりしません。何もしなくても体力を奪われる感じがします。

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 さて、今回は認知症看護の話題です。認知症を持つ高齢者は2012年に400万人を超え、2025年には700万人(高齢者人口の20%)に達すると推計されています。厚生労働省は通称「新オレンジプラン(オレンジプラン改め)」を策定し、認知症の人もできるだけ地域で生活できるように計画を進めています。最近、高齢者(65歳以上)の認知症の問題がニュースなどで取り上げられることが多くなっていますが、内容の多くは自宅や介護施設での生活場面です。実はそれと同じように大きな問題が生じているのは入院治療に関わる場面です。今、当院の様な急性期病院ではこれらの認知症を持つ高齢者にどのように安全に治療を受けていただくかが喫緊の課題になっています。

 何が安全な治療を妨げるかというと、認知症の症状に関連してみられる「不安感、不快感、疼痛、被害感」が引き起こす「徘徊、不穏、暴言・暴力、看護・治療への抵抗」などです。特に入院場面においてこれらが顕著に表れます。入院・治療という環境の変化が認知症患者さんに上記のような「反応」を起こさせるのです。それらに対して適切な看護ができていないと患者さんは円滑に治療が受けられず、看護師は大きな労力を消費し徒労感だけが残るという結果になるのです。

 そこで看護部では昨年より、認知症看護への理解を深めるための取り組みを行ってきています。今年度は認知症認定看護師を中心に「認知症看護リンクナース会」も立ち上げました。私がまず目指していることは看護師が「認知症患者さんが経験している世界観」を理解することです。自分が今いるところはどこなのか、なぜ自分がこんなところ(三宿病院)にいるのか、なぜ自分を自由にさせないのか、なぜみんなは自分を怖い顔でにらむのか----。認知症患者さんにとっては「????」ばかりが頭の中をぐるぐるまわっているのです。これはどれほど不安で怖い経験でしょう。患者さんの不安を取り除き、安心感を持ってもらうことが基本です。これは単なる知識や技術ではなく、相手への姿勢です。 

 看護部の職員が認知症看護への理解をさらに深め、多くの認知症患者さんが三宿病院を利用しながらこの地域に住み続けられる支援をしていきたいです。

 

 

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